ピラミッドの頂点「ニンニク」

旦那が月3でニンニク食べたいんだって

しかも国産じゃなきゃ嫌なんだって。(彼のこだわりポイント) 1個150円くらいするから贅沢品のように思えるよ。 それで、畑でニンニク育てようと思ったんだよね。

ニンニクって何ぞや?

ヒガンバナ科ネギ属の多年草。 原産地は中央アジア(ロシアと国境を接する現在のキルギス共和国あたり)。

ニンニクは、がんリスクを減らす野菜ピラミッドの頂点に分類される。 (1990年 アメリカ国立がん研究所(NCI)「デザイナーフーズ計画」より)

細胞を破壊しないと生まれてこない成分もあって、スライスしたり、すりつぶしたほうが効果が高まる。 作用が強いため、食べ過ぎると胃が荒れる。空腹時にニンニクだけ食べるのはNG。 食べる目安は2〜3日に一度、1〜2片が目安。(2日間ほど効果が持続する)

ギリシャ時代にはその強壮効果から、ゼウス神の母の宮殿を訪れる前ににんにくを食べた者は中に入ってはならないという法律があったらしい。 にんにくは性欲を高めるものと考えられていたため、にんにくを禁じることが女性たちの処女性を守る策のひとつだったんだって。

日本の寺院にも、山門の脇の戒壇石に「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」という言葉が刻まれているところがある。 ニンニクが性欲という邪念を生むため修行の妨げになるからなんだって。 にんにくを食べると交感神経を刺激するため気持ちがハイにならから、じっくり坐禅などを組んで修業するには差し支えるってことらしい。

いろんな国や地域のニンニクがあるんだけど、ニンニクの品種選びは土地に合っているかどうかがポイントらしい。 だからニンニクを育てたいなら、その土地で育てられてるニンニクを買ってきて植えるのがいいんだって。 (でもスーパーで売ってるニンニクは、発芽を抑制する処理がされてる可能性が。注意。)

ニンニクの育て方

寒冷な気候を好む 15〜20㎝間隔で植える。

10月

ニンニクの皮を剥いてから植えると、アリシン(におい成分)が土壌の病原菌から守る。 ※ニンニクはムカゴを種球にできるができるニンニクは小さい。

アンモニア成分の吸収を得意としているため、アンモニアの入った下肥がよい。 (ぼかし肥を元肥追肥に。)

2月

追肥。鶏ふんを入れると辛味が強くなる。

3月

本葉が5〜6枚、2〜3月の気温が上がりはじめるころに株元の茎の部分をねじったり軽く踏み潰すと、とう立ちを防ぎ大きくたくましいニンニクになる。

4月

とうが立ったら摘み取る

6月

茎葉が1/2~1/3くらい黄変したら収穫の目安。

根を切り落としてから軒下などで乾燥させる。 三つ編みにして吊るすとオシャレになる。

収穫して茎ごと干して自家採種の種球も残しておく。 自家採種の種を育て続けると、土に合った種に進化していくらしい。

収穫後にイネ科の緑肥を植えることで土壌改良ができる。

8月下旬

緑肥を漉き込む。

にゃあの選んだ品種

日本のニンニク ホワイト六片

にゃあの地域は ホワイト六片。 名前の通り名前の通り白くて6片。 甘みと辛みとのバランスが良く、香りがマイルドで、調理に使いやすいらしい。

イタリアのニンニク

イタリアと言えばニンニク★本場イタリアの、赤ニンニクです! 赤と言っても、表皮がほんのり赤紫色に染まる程度です。   見た目はかわいらしい赤ニンニクですが、白ニンニクより香りも辛みもずっと強烈!!パンチの効きが違います。 強烈なイタリアらしいニンニク臭がお好きな方にはぜひぜひおすすめです。

ほんの1かけ入っただけで、料理のおいしさは格段にアップ☆ 普段のトマトソースやパスタ、ドレッシング、煮込み料理が一気にイタリア〜ンに急上昇↑↑↑

香りや辛みが強すぎるなと思うときには、皮を剥いたニンニクを30分程度水に浸けてから料理に使うと効果的です! 
Franchi社-ニンニク・AGLIO ROSSO
Franchi社-ニンニク・AGLIO BIANCO

フランスのニンニク AIL Blanc Therador

元々はフランス中東部、ドローム-Drome地方の白ニンニク品種。 Theradorは男性の名前みたい。
フランスニンニク・AIL Blanc Therador【白・球根-3球】

本当は、イタリアの白ニンニクも気になるんだけど、イタリアとフランス近いしな。 品種的にも近いみたいなので、絞ることにした。グッと堪えて。

↓参考にした記事↓ (やさい畑:2019秋号/2019春号/2018冬号/2018春号)

ニンニク2012:珠芽(むかご)を植えてみたら - 採集生活

https://www.snowseed.co.jp/wp/wp-content/uploads/grass/grass_199404_03.pdf

ニンニク - Wikipedia

にんにくを知る | にんにくや岡崎商店【岡崎屋公式】

にんにくの歴史を医学博士有賀教授が解説! | にんにく大辞典

にんにく研究の最前線を医学博士有賀教授が解説! | にんにく大辞典

体のためには強烈なにおいのニンニクを|食の安全|JBpress