憧れの!山田農園へ行ってみた

2020年04月19日(日) 引っ越してきてからずっと気になってた、 近所にある「山田農園」というおしゃれな直売所(一軒家の玄関先にある)。

山田さんを朝から待ち伏せして、畑を案内してもらった。←

ずっと気になってた理由は 毎日、見たことのないような珍しい野菜がキレイな状態で並んでいるから。 泥付きがなく、痛みもあまりみられない。 親切に野菜の名前と説明と食べ方の紹介を個包装の袋に付けて販売している。 価格は、ほぼ全品100円。

にゃあは、想像力を働かせた。 これだけ高品質なものを100円で提供しているということは、 卸売りをしてる人で余りを売っているんだろうか。 どんな規模の畑で生産しているのだろうか…。

山田農園のことを知りたくなってググったらTwitterを発見した。 3年前に仕事を定年退職してから畑をはじめたと書かれていた。 投稿された写真から場所を特定しようと思ったが、なかなか見つけられず…。 直売所に野菜を置きに来る山田さんを捕まえようと考えた。←

「山田農園のファンなんです!畑見せてもらえませんか‼」 畑を見せてもらいたいとお願いしたら快く承諾してくれた。 言ってみるものだ。

山田さんの畑は4m×60㎝の畝が20本ほどの畑だった。 半分が年間5000円で借りてる黒土の土地で、もう半分は農作放棄地だからタダで借りてる畑だそうだ。 (貸農園よりよっぽどコスパがいい…。)

20年前から趣味で農作業はしてたけれど、本格的にやり始めたのは3年前からとのこと。 父親も農作業をしてたので、見たことはあってそれを真似てやっているとのことだった。 山田さんは、週3で畑に通い週3でスポーツジムに通うという生活をしているらしい。

黒ビニールマルチや不織布に覆われた畝に野菜たちが。

ニンジン1・ジャガイモ2・ソラマメ2・グリーンピース2・エダマメ2・ホウレンソウ2・アスパラ1・タマネギ1・ビーツ1・ダイコン1・ミョウガ1・コゴミ1・オクラ1・スティックセニョール1+ミカン2・カキ1+育苗1

「変わった野菜を育てたい」という山田さんの畑にはイタリアの野菜も含まれていた。 種をネットで買っていると聞いたけど、私も使ってるナチュラルハーベストさんだろうか? 直径1メートルはあろうアンティーチョークの株は圧巻だった。

山田さんのこだわりは「ぼかし肥料」の元肥。 ホームセンターで買ったという蓋つきコンテナの中には油カスと鶏ふんと米ぬかを混ぜて作ったというぼかし肥が。 1箱で1畝分だそう。(虫がいた…。やっぱりそういうものなのかな?)

追肥には有機化成(8-8-8)を使っているそうで、牡蠣殻石灰も納戸に入っていた。 (有機栽培を意識してるみたい。)

雨水を貯める風呂桶(雨を集めるトタン板付で下は物置に活用されていた。)が2つ。 雨水がないときは、タンク5つに水を入れて車で運んでくるらしい。(水道はひいてない。)

ビニールトンネルの中には育苗中のビニールポット。 ペットボトルに水を入れて温度を昼と夜で一定にする工夫らしい。(本で読んだそう)

ご近所のレストランのシェフたちが通りすがりに声をかけてきて、野菜を納品することになったというお店が3件ほどあるそうだ。(イタリアンレストラン2件と中華料理店)

オクラの種は採るけど、あとは苗や種を買って育ててるそう。 ネットや苗の販売店で買ってるらしい。(ホームセンターじゃだめだよ!とアドバイスw)

年に1度、藁を近所の米農家からもらってくるらしい。

野菜の元がとれないんじゃないかと聞いたら、趣味だから赤字でいいんだよと笑っていた。

最後に、もうすぐマイ畑デビューをしようとする私にアドバイス 「日当たりはあるの?日当たりが東からの大事だよ。」

たしかに、日光は最高の肥料とも言われる。 今は光の入る場所だが、お隣さんが建て替えたうちが日を遮るようになったらどうしよう。 と考えてたけど、「そうか。LEDライトをつければいいのか。」 そう思ってホッとしたにゃあだった。