ダーウィンの最後の研究!?「ミミズによる腐植土の形成」を読んで

こんにちは🐱 自宅栽培研究員のにゃあです^^

今日は進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの著書 「ミミズによる腐植土の形成」を読んだのでざっくり内容と感想を書こうと思う。

にゃあは、今年の3月から家でミミーズHOUSE(ミミズコンポスト)を始めたの🪱 それでミミズコンポストについて色々ググってたんだ💡

ミミズについてアリストテレスやダーヴィンも偉大✨って言ってるんだよって書いてあるのをみて、ダーヴィンの書いた本を読んでみたいと思ったんだ💡

読み始めたときは、なんか話のスケールが大きいから、ダーウィンが瓶の中で飼ってたり、話の中に出てくるミミズはフトミミズのことかと思った。 にゃあのミミーズHOUSE(ミミズコンポスト)には関係ない本かと思ってガッカリしてたんだけど、ダーウィンのミミズもにゃあの飼ってるシマミミズの仲間のミミズだった。 オウシュウツリミミズ(Lumbricus terrestris)っていうツリミミズ科のミミズを観察してたらしい。

このオウシュウツリミミズは、海外らしいBIGサイズで体長が9〜30cm!!それで話のスケールもBIGだったみたい🪱

この本の構成はこんな感じ🐱💡 ミミズの習性/ミミズが地表に運ぶ細かい土の量/古代建造物の埋没に果たしてるミミズの役割/土地の削剝におけるミミズの役割/結論/解説・訳者あとがき

畑の土作りに関するところは「土地の削剝におけるミミズの役割」のところ。 自然史学者だけあって、実験観察結果と研究のプロセスが数字とともに書かれている。

にゃあが知りたかったことは、結論〜訳者あとがきに集約されてた🐱 前編も読み物としては面白かったけどね、ダーウィンがどんな人かを想像できて。

この本から関心を持った部分を抜粋してみるよ💡

ミミズは「砂囊」という場所に小石を入れて食べたものを挽いている。 🐱ミミーズは卵の殻が好きって読んだことがあるけど、砂の代わりに卵の殻がジャリジャリに利用されてるのかな?

ミミズは年に0.2インチの土の層を作っている。 🐱1インチが2.54センチだから、約5㎜。

この本は、ダヴィンチが死ぬ半年前に出版されたもの。 🐱だから最後の研究とも言われてるんだね💡

中身はダヴィンチ(と親族)が40年以上に渡って行ったミミズの研究について。 🐱息子や姪にも手伝ってもらって家族ぐるみでやってらしい。実験を家の庭とか家の中とかでもやってて、なんか親近感が湧いた😊

ミミズ研究のきっかけは叔父だった。 何年か前に石灰や石炭の燃え殻を撒いた土地の表面が粘土混じりの土になってるの(ミミズの仕業)を見ながら 「大陸規模で仕事をしている若い君には、庭のそんな些細な出来事など興味ないだろう。」と言われた。 ダヴィンチは「そんなことありませんよ。」と答えて、ミミズという小さな働き者に関心を持つようになったという。 🐱このときのダヴィンチは自然学者として活躍してた28歳のときだったんだよ。 33歳のときに庭に石灰を撒いてミミズについての短い論文も書いたらしい。 本格的にミミズを研究しはじめたのは67歳からだったんだって。ずっと気になってたんだろうね。

タイトルの「腐植土」は一般的にvegetable moundって言葉を使うんだけど、ダーヴィンはミミズの消化管を何度も通過したものだから「腐動土」animal moundと呼ぶに相応しいと考えていた。 🐱にゃあがよく使う「腐葉土」と「ミミズ堆肥(糞)」は違うよってニュアンスなんだろうなぁ。

本に載ってたミミズの活動動画 菌だけで落ち葉を分解するのと、ミミズやダンゴムシたちも一緒に分解するのとの比較がされてる。 youtu.be