植物の栄養要素について

初めて知ることがたくさんあるって素晴らしい。 記録しておこう。

こんにちわ、にゃあさんです。

三要素

N ─ 窒素(nitrogenous)

チッ素は、植物の体を形作るたんぱく質や、光合成に必要な葉緑素など、植物体の中で大切な働きをする物質の構成元素。 葉や茎などの成長に欠かせず、植物の体を大きくするため、「葉肥(はごえ)」といわれます。

チッ素が不足すると、下葉に含まれるたんぱく質葉緑素が、旺盛に生育している株の先端のほうに送られるため、下葉から黄色くなってきます。 株の生育が衰えて葉が小さくなる、分枝しにくい、草丈が伸びないといった症状も現れます。 逆にチッ素が多すぎる場合には、葉色が濃い緑色になり、茎や葉ばかりが茂って、花や実がつきにくくなります。(安心する。) また、植物体が肥満化して軟弱になるため、病害虫・冷害の被害も受けやすくなる。

無機態窒素 有機態窒素 窒素には種類があり、アミノ態、アンモニウム態、亜硝酸態、硝酸態 http://livestock.snowseed.co.jp/public/571f58cc/571f58cc52066790/571f58cc4e2d306e7a927d20306e8a554fa1

P ─ 燐酸(phosphate)

遺伝情報の伝達やたんぱく質の合成などを担う核酸(DNA、RNA)の構成成分として重要です。 細胞分裂の盛んな茎や根の先端にリン酸が多く含まれています。 開花・結実を促すため、リン酸は「実肥(みごえ)」「花肥」といわれています。 ほかに、植物全体の生育、枝分かれ、根の伸長などを促す働きもあります。

リン酸が不足すると、下葉から緑色や赤紫色に変色し、株の生育が衰えてきます。 開花や結実に加え、実の成熟が遅れて収穫量が減ったり、品質が低下したりします。 リン酸は他の二要素と違い植物が多く吸収したとしても過剰障害の心配はありません。したがって、必要量よりも少し多めに与えるようにします。 逆にリン酸が過剰な場合は、直接的な症状は現れにくいのですが、土壌病害が起きやすくなります。

K ─ カリウム(kalium)

少ないと根は主根の付近のみに形成、側方の成長が制限されます。 「根肥(ねごえ)」といわれるのがカリです。 植物内では、水に溶けるカリウムイオンの形で存在しています。 細胞の膨圧維持による水分調節(浸透圧調整)に関係し、葉で作られた炭水化物を根に送り、根の発育を促すほか、植物体を丈夫にし、病気や寒さなどに対する抵抗力を高める働きがあります。

カリが不足すると、下葉の先端や縁から葉が黄色くなって葉が枯れ始め、果実の品質も低下します。 逆にカリが過剰な場合は、過剰症状は現れにくいのですが、マグネシウムが吸収されにくくなります。

リンカリ肥料は、花実を付けさせたい時に効果を発揮しますが、花実を付ける植物なら、リンカリ肥料だけを与えればいいというわけではありません。元肥には、チッ素成分も含む肥料を使ってリンカリ肥料は追肥として使用したり、リンカリ肥料に加えチッ素成分を含む肥料も一緒に使用することが大切。なぜなら、植物は花実だけ付けばいいというわけではなく、茎葉を生長させることだって、植物の生長には大切なことだからです。基本的に植物は、花を咲かせタネを作り、子孫を残すために生長します。だから、植物を花実を付けることだけに集中させると、枝葉の生長をやめてしまいます。その結果、蕾を付けることに集中し、花付き・実付きが良くなるわけですが、まだ十分に根も張っていない若い株にリンカリ肥料を与え過ぎると、かえって植物に負担になる場合があるので、注意が必要です。

中量要素

カルシウム

カルシウム(Ca)は、植物の細胞と細胞を強固に結びつける働きや根の正常な発育にとって欠かせない成分です。土の中にあっては、アルカリ性を示すので、酸性の土を中和するのにも役立ちます。

マグネシウム

マグネシウム(Mg)は植物が光合成をするときに必要な葉緑素の重要な構成成分です。脂肪の生成にもかかわっています。

硫黄

硫黄(S)は植物体中の酸化、還元や、生長の調整などの生理作用に関与します。硫黄が不足すると、植物は十分に生育できなくなります。欠乏症状としては新葉より古い葉がひどく黄色になります。

肥料の与え方

元肥(もとごえ)

植物を植え付ける前にあらかじめ肥料を施しておくことを、元肥(基肥)といいます。 元肥には、有機質肥料とリン酸の値が大きい肥料を施します。 元肥には、各成分が同じ水平型リン酸(P)成分の多い山型が最適で、「花咲く化成肥料」(チッ素4:リン酸14:カリ5)などがあります。

追肥(ついひ)

発芽後や植え付けた植物が活着した後は、成長を促すためにチッソの値が大きい肥料を追肥します。 生育旺盛期(栄養生長期)の追肥には、チッ素(N)成分の多い下がり型が適し、

実肥え

蕾ができる頃にはチッソ分を控えて、カリの値が大きい肥料を施します。 生育の後半のツボミをつけ、花を咲かせ、実をつける時期(生殖生長期)の追肥にはリン酸(P)成分やカリ(K)の成分が多い山型や上がり型が最適です。

寒肥

元肥の一種で、庭植え樹木、花木などに1年に1回、根の生育が停止している冬(12~3月)に樹木の枝下の真下土中に与える肥料です。腐葉土や堆肥などと一緒に「醗酵油かす」や「マグァンプK(大粒)」を与えます。

お礼肥え

開花・結実後の木や球根類に、チッソとカリ分の多い肥料を与えます。

C/N シーエヌ比

炭素(C)と窒素(N)の割合。例えばC/N比が13の場合、窒素が1kgあったとすると炭素が13kg含まれることになる。土壌中で十分に分解された有機物のC/N比は10程度、新鮮な落葉は50、稲わらは70程度。C/N比が高い有機物が土壌にあると、土壌中の微生物(カビ、放線菌、細菌など)がそれを分解するために多くの窒素を必要とし、土壌中の窒素が一時的に少なくなる現象(窒素飢餓)がみられるため注意が必要。逆に、C/N比が低い有機肥料の場合は、作物に対する効果が速く現れるが、保水性、通気性など土壌改良効果は低い。

このことを頭に入れておくと、何に栄養が必要な時期なのかが推測できる気がする。

イチゴ肥料のリン酸多めというのも、年中ではなく年明けの話ではないだろうか。

土を毎年買うなんて考えたくもないし。 やったことないから感覚はつかんでないけど、自分でできる部分はやりたいよね。

もっと仕組みがわかれば、最低限の買うものがわかるはずなんだ。 市販のものが必ずしも良いとは思わないし。

(ニンジンはリン酸による初期育成促進で良品率アップ) 過リン酸石灰は、水に溶けやすいので即効性がある。 骨粉は根から分泌される根酸によって少しずつ溶けるので即効性がない。

落ち葉堆肥0.4-0.2-0.4 魚かす7.7-5.4-1.2 即効性がある。土にそのまま漉き込む。 ヨモギ2.0-0.3-1.5 C23

野菜を甘くする 元肥で骨粉と油粕 穴肥で魚粉 元肥は畝の肩、追肥は畝の溝

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