自家採種のススメ2021 野口勇さん(野口のタネ)の話から

こんにちは🐱 自宅栽培研究員+ママのにゃあです。

にゃあは、毎年種なんて買ってられないから(むしろ節約したいぐらいなのに)自家採種をしようと思ってたんだけど、 野口のタネの野口勲さんの動画を観て自家採種が今までよりも大切なことに思えるようになりました🥺

固定種とF1種の違い

種には固定種や在来種と言われる昔から作られている品種と、F1(一代交配)という人が意図的に遺伝子を掛け合わせて作った新しめの品種のものがある。 F1品種は、より現代のニーズにあった特徴の植物にしてあるが、まだタネが出来て日が浅いので安定していない。 F1品種の植物から種を採って育てると、父親遺伝子が強いもの・母親遺伝子が強いもの、とまばらになってしまう。 自家採種で繋いでいくのには向いていない種ということだ。

野口さんの話 昔からの固定種と現代のF1種

昔から育てられている固定種の野菜は、美味しくて野菜本来の濃い味がするらしい。

野口さんの話によると、今スーパーで売られている野菜はF1品種がほとんど。 「早く生育して、大きさが安定して、出荷・販売がしやすい」からだ。

また野菜を加工する業者からも、他の生産者の野菜と味を揃えて、調味料で味付けしたときに思ったような味にしたいので「薄い味」の野菜が求められるそう。

そして現代人の味の好みから、野菜は「とりあえず甘い・柔らかい」味に調整してあるらしい。

にゃあが解釈するに、F1品種はその種類の野菜が本来持つ「クセ」と短い生育期間のため「エネルギー」が少なくなってる野菜。 F1のメリットは早く綺麗に出来る、現代人好みの味ということ。

にゃあが感じる普段野菜の違和感

にゃあも、スーパーの野菜が子供のときよりも違和感のある味だと感じていた。 苦い薬品の味がするような……。 だから、サラダとか生食は避けるようになっていった。

本当は食べたいって気持ちはあるのに。 それで、レタス・キャベツ・大根を育てようと決心したんだけど。

スーパーの野菜の違和感は農薬と品種選びのときに美味しさではなく生産性を考慮しているからだと思っていた。

F 1か固定種か、という視点では見ていなかったのだ。 そして、F1の生育期間が短いということと、加工業者から薄い味が求められるという点が新たな発見だった。

固定種を自家採種して育てることの価値

野口さんがオススメするのは、家庭で固定種の野菜を自家採種して繋いでいくことだ。 私は安く続けたいからだけど、野口さんは健康で美味しい野菜が食べれるから、という理由からだ。

私も聞いたことのある話だったが、種はその土地に合わせて進化していくそうだ。 さらに自分の好みの個体を選抜して採種すれば、味もその人好みになっていくらしい。

野口さんは種屋さんだが、タネを買って行くお客さんに「2回目は来るな」というらしい。 一度買ったら自家採種をして繋いでいってほしいという思いからで、野口さんが売っている種袋には採種方法も書かれているようだ。

野口さんが聞いた話では、固定種の野菜を食べはじめたら、不妊治療中の女性に子供ができたり、食道ガンが治ったりしたと言う人がいたそう。

家庭菜園 自家採種のススメ

そんな野口さんの種の話を聞いて、 にゃあも固定種で自家採種したいと思ってたけど、さらにやる意義があることだと思うことができた。 そして固定種の自家採種をより多くの人にオススメしたいと思った。

本当は、シンプルに茹でただけとか、ちょっとの味付けで食べたいのだけど…。 ついつい調理で素材の味を目眩しさせてしまっている今から脱却したい。 自分も家族にも健康でいて欲しいから、栄養価の高いものを食べたい。

トマトが体にいいとか、そういう風に考えてスーパーで野菜を買ってたけど、 そもそもスーパーには栄養スカスカの野菜しか売ってないんじゃないかと思えてきた。

農家の人も生活がかかってるから、安定して売れるものを作らないと困るだろう。 スーパーの野菜の売値を見てて、生業にするには単価が低いなぁとも思ってる。 だから生産者のことを責めてはいないのだけど。

こだわって作ってると言う小規模農家さんの野菜がネットで売っているけど、 実際にどんな人がどんな風に何を育ててるのかを知ることは難しいし、何より普段にたくさん使いたいと思うとお高い😭

コスパは場所も時間もお金も手間もかかって正直よくないけど。 (自家採種しようと思うと、種が熟すまで何ヶ月も植えておかなければならない。)

それでもやってみる価値はあると思う。 今年から多品目栽培での畑を始めるから、どれだけの価値を感じれたか、またブログに記述しようと思う。

参考

味の薄い野菜が求められてる youtu.be

野口さんの主張が読みやすくまとまってるインタビュー 読むと後戻りできない「タネ」の話。手塚治虫『火の鳥』初代編集者が語る - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

自家採種に失敗しないためのポイント | こじろーらいふ