「自家採種ハンドブック」を読んで

こんにちわ🐱 自宅栽培研究員+ママのにゃあです。

今日は、ミシェル・ファントン、ジュード・ファントン著 自家採種ハンドブック 「たねとりくらぶ」を始めよう を読んだので、中身を紹介してみようと思う。

この本は、126種類の野菜・ハーブの起源から採種までの紹介がメインの本。 育てたい・育ててる野菜は大抵載ってると思うから、自分の興味のあるところだけ読む辞書みたいな使い方がオススメ。

オーストラリアで設立された「シードセイバーズ・ネットワーク」という国際組織のハンドブックの日本版という立ち位置らしい。 著者はオーストラリア人

第1部 種とりの目的 F1と呼ばれる人工的に作られたタネの問題点と、固定種を採種して繋げていくことの良さについて書かれている。 世界の事例を挙げて地球規模で考えているのが特徴的だった。

第2部 種とりの基本 菜園計画から種まき方法、採種、保存と栽培の基本がまとめてある。

にゃあは、種とりをする苗の選抜がよくわかってなかったから参考になった。 とう立ちが遅い株(長く葉っぱが食べれるレタス) 続けて採れるものは最もいい株は種とり用にとっておいて食べない。 根菜は健康そうなもの。

自家受粉1〜6株、ただし何年も1株からとると弱くなる。 ウリ科6株以上(が望ましいが、場所がないなら1株) タマネギ・リーキ20株

自家不和合性 2株以上必要(30株以上推奨)

(朝つゆが蒸発した)午前10時頃が一番良い。 ・トマト/ナス かなり熟して柔らかくなった頃 ・カボチャ/トウガラシ 実が大きくなり始めてから2〜3週間後の種子が膨らんだとき。 ・キュウリ もう大きくならないようになってから3週間後。 ・トウモロコシ/マメ タネが完全に乾燥するまで ・風で飛んでいきそうなのは紙袋で植物を覆うか、布やシートを敷く。

第3部 品種別の種とり法62(付録●珍しい野菜・ハーブ64品種の種とり方) この本のメイン。 名前の由来・起源(地域/歴史)・概要・栽培方法・採種/繁殖の方法・種の保存方法・食べ方/使い方・品種と系統 1品種につき、1/2ページ〜3ページでまとめてある。

名前の由来や起源から書かれてているのが面白い。 種の寿命が参考になった。

第4部 「たねとりくらぶ」へのお誘い 2002年の本だけど、個人の連絡先がガッツリ書いてあるw 野口のタネの野口さんの名前もあった。

ここ? Seed Savers Exchange Heirloom Seeds